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第一章・2

 確かに弦と千尋は男同士であり、しかも幼馴染であるから、別にすっぽんぽんを見ようが見られようが構わないと言えば構わない。  それでも小学生の頃から、親兄弟の裸も見なくなってしまった千尋であるから、恥ずかしいものは恥ずかしい。  いいかげん慣れろ、と弦は言うが、こればかりは慣れそうにもない。  せっかく先輩と一緒に暮らせるようになったのに、と思う。

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