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第二章・3

「鳥の人形を欲しがるなど、惰弱だぞ」 『平成最後の番長』と陰で言われていた弦の態度は、冷たかった。  そう切って捨てて茶を飲む弦を、寂しそうに見てうつむく千尋。  その姿に、『令和に生き残った番長』と呼ばれるようになった弦の気持ちは少し揺らいだ。  まぁ、考えてみるかな、と心の中で妥協した先輩。  しかし翌日、真逆の願いを後輩から受けることとなった。

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