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第四章・23
「少し、奥まで挿れるぞ」
ぐいっ、と差し込むと、ひくん、と千尋の体が跳ねた。
「ああッ!」
どうやら一発でいいところに当てたらしい。
そこを狙って何度も何度も突くと、千尋はあられもない声をあげて乱れた。
「んあっ! あ、あぁん! やッ、あ、はぁああッ!」
びくん、と大きく跳ねては再び勃ちあがったものから体液が溢れる。
体を揺すって突きながら、弦は片手でその淫液をすくい自らの棒心へとなじませた。
千尋も腰を浮かせ、淫らな動きをし始めている。
誰に教えられたわけでもないのに、不思議な本能だ。
動くたびに溢れた体液は肌を伝って接合部へと流れ込み、ぬぷぬぷと水音を立てて二人の動きを助け始めた。
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