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第四章・24

「あぁ、あっ。はぁ、はぁ、あぁあ……」  うっとりと潤んだ眼をして頬を染めている千尋の顔。  このまま果ててしまってもいいかもしれないが、それではやはり物足りないだろう。  内に出して欲しい、と言ったのだ。  どうせなら、その内の奥深くに出してやろう。 「千尋、少し我慢できるな」  腰を動かすことをやめた弦を千尋は不思議な眼で見つめたが、腰を溜めて刺し貫いてくる気配に息を呑んだ。 「んッ、く。あ、あ、んあああ!」  体内に、熱く硬いものが深く深く侵入してくる。  痛い。やっぱり、痛い。  だが、異物感はなかった。  先輩。大好きな弦先輩。  その先輩が、僕の内に。どんどん内に入ってきてくれる!

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