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第六章 先輩、ずっと僕だけを見て応援しててくれたでしょう?

厳しい残暑もようやく落ち着き、朝夕は過ごしやすくなってくる頃、弦と千尋の通う鳴矢高校は大きな行事を迎える。 体育祭である。 運動会や体育大会ではなく、体育祭。 昔からスポーツ教育に力を入れているこの学校では、文字通り祭りの趣で盛大に行われる伝統があった。

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