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第六章・31

「んっ、ぅん。先輩……」  声を出すことで震える千尋の喉を愛おしく感じながら、舌先はねだられるまま胸に下ろした。  優しく手のひらでさすりながら、桃色の蕾を唇で挟むと、弦を抱き寄せる千尋の腕の力がわずかに強くなる。 「あっ、あっ、んぅん」  胸をいじりながら、今度は下服に手をすべり込ませて千尋のものを軽く握ってやる。  すでに緩く立ち上がっているそれを、静かにしごいてやると、どんどん硬さが増してくる。  裏筋を擦り、先端に指を押し込んでやると、千尋は大きく仰け反った。

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