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第六章・32

「あッ! あぁん!」  手元にローションがないが、ここで中断するのは嫌だった。  そのまま千尋のものをしごきあげ、吐き出すように促してやる。  千尋も弦の気持ちが解かっているのか、ただその快楽に身を任せた。  喘ぎ、瞳を潤ませ腰を浮かせてくる。  淫靡に揺れる腰に併せてリズミカルに擦り上げてやると、千尋は甘い悲鳴を上げてすぐに達した。  手でしっかりと弦にしがみつき、はぁはぁと荒い息を吐いている。  手のひらにもたらされた千尋の情欲の証を、弦はその後膣に塗りこんだ。

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