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第六章・33

 すぐに押し込んでしまいたいくらい弦のものも猛っていたが、まずその太い指を挿れて千尋を慣らし始めた。  千尋の秘所はまるで飲み込むようにその指を受け入れ、紅い襞で締め付けてくる。  二本に増やし、体内の敏感な部分を責めてやると、再び淫液をとろりとこぼす。 「はぁ、あッ。先輩、早く……」 「焦るな」 「やッ、やッ! あぁあ!」  指を三本挿れたところで、片手でしっかり千尋を抱きしめ、その指先だけ蠢かせた。  身動きを封じられた千尋は、迫りくる快楽を逸らすことができすに、髪を振り乱してもがく。  何度も抜き差しされると、次にもたらされるもっと甘美な刺激を思い出し、身を震わせた。

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