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第七章・17
「ね、先輩。今度は僕がしてあげます」
「何ッ」
「拭いてあげます。体」
有無を言わさず、弦は素裸のままの千尋に押し倒された。
シャツをめくり上げ、分厚い胸元を温かなタオルで拭いてくる。
いや、愛撫してくる。
ゆっくりじっくり拭き上げられた弦の胸に、千尋が被さってきた。
うっとりと手のひらで一撫でした後、そっと口に乳頭を含んできた。
「おい、千尋」
「……」
ちゅっちゅと赤ん坊のように吸い、舌を出してねっとりと舐める。
舌で巻き込むようにして乳頭を舐めまわされる刺激に、弦はどんどん昂ぶっていった。
「やめろ、千尋。お前、熱が」
「誕・生・日」
それを言われると、弱い。
「僕、先輩が欲しいな。誕生日プレゼントに」
胸を弄りながら、千尋が弦の下服から性器を掴み出した。
螺旋を描くように擦り、指先で先端を弾く。
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