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第七章・23

 もう、ダメ。  欲しい。  先輩が。  先輩が、欲しい。 「お願い、先輩ッ! 僕……僕、先輩が欲しいッ!」 「では、誕生日プレゼントだ」  弦は指を抜くと、すぐに猛り狂った自身を千尋にぶち込んだ。  これまで焦らして焦らして、決して与えなかった部分に、その先端を激しく突き当てた。 「んぁあああ!」  すぐに、千尋は淫液を吐いた。  はぁはぁと息を荒げ、まるで呆けた顔をして解放の悦楽に耽る千尋の体内に、休息を許さないかのように弦が次々と穿たれてゆく。

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