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第七章・18

「なンだぁ!? 見ろよ、おい。ポテチにゴキブリが入ってたぞ! あァ!?」  4人掛けに組まれた席に、見るからに不良でございという姿の他校の生徒が座って騒ぎ出している。 (そんな。封を開けてない既製品に、あんな大きなゴキブリが入ってるはずないのに)  千尋は、それが不良たちの悪ふざけであることをすぐに見抜いた。  いや、千尋だけではない。  たまたまそこに居合わせた客をはじめ、店をやっている3年生たちも、まずありえないと考えた。  だが、相手が悪い。  因縁をつけて代金を返せだの、慰謝料を払えだのと口々にわめいている。

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