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第七章・24

 明日の月曜日は代休で、学校はお休みだ。  今夜はゆっくり千尋と……、と考えていた弦は、その後輩の方から求めてきたことに驚いた。 「どうした、千尋。欲しいのか?」 「ん……」  返事の代わりに、唇が塞がれる。  互いの肉の柔らかさを味わっていた二人だったが、やがて咥内へ舌を差し入れ、絡み合わせて求めあった。 「先輩……せ、ンんッ、ぱ……」 「……」  千尋の舌が、今夜はやけに踊る。  弦は千尋を優しく受け止め、その舌の動きに応えた。

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