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第93話 ゴールデンウィーク2919 後半戦②
バスは三渓園へ向けて走っていた
ゴールデンウィークと謂う事もあり道路はかなり混んでいた
かなりの時間を要して横浜に入り見慣れた街並みを抜けて目的地へと向かう
バスは三渓園近くに在る戸浪の会社の駐車場で停まった
戸浪は立ち上がると
「この会社で着替えてオーケストラの会場に入る予定です!
着替えを持って着いて来て下さい
御婦人は妻の沙羅がご案内致しますので御一緒にお願いします」
と着替えに行く事を告げた
皆はバスを下りると荷物の中から正装を取り出した
榊原は自分の着替えと康太と子供の着替えを取り出すと、子供達と手を繋いだ
「スーツに着替えますよ!」
榊原が謂うとこと子供達は
「「「「「あい!」」」」」
「いー!」
と返事をした
男性は戸浪と共に、女性は戸浪の妻の沙羅と共に着替えに向かった
戸浪は着替えの為に会議室を二つ用意させていた
その部屋に入り正装着替える
康太は部屋に入るなりバッサバッサ服を脱ぎ捨て、榊原から着替えを渡して貰い着始めた
榊原も着替え出すと、皆も着替えを始めた
榊原は自分の着替えを手早くすると康太の着替えを手伝った
ちゃんとネクタイを整えて着崩れを直す
ピカピカの靴に履き替えさせると、子供達の着替えさせた
慎一も着替えを終えると榊原の手伝いをした
康太はスーツを新調して貰った和希と和真と北斗と永遠に声をかけた
「似合ってんな、そのスーツ」
康太が謂うと和真は嬉しそうに笑って
「伊織兄さんに作って貰ったんだよ!」と報告した
和希達の成長は目まぐるしい
小学校に入学してからの成長は身長も伸ばして逝った
進級に伴って服を買いに逝くついでに、スーツを新調したのだった
それが役立って良かったと榊原は嬉しそうに笑っていた
流生達もスーツを新調した
清四郎が大きくなった子達の為にスーツを作ってあげたのだった
清四郎は「似合ってますね」と嬉しそうに謂った
慎一は子供達の着替えを終えると、皇星の着替えを手伝った
千里と万里が大人しくしていない皇星に手を焼いているのを見て、手早く着替えさせたのだった
海は大人しく着替えさせて貰っていた
戸浪は着替えを終えると
「皆さん、着替えは終わりましたか?」と問い掛けた
康太は辺りを見渡して
「おー!終わってるな」と告げた
流生は海の横に立つと
「かぁちゃ うみちゃといっちょ!」とスーツのネクタイの色が一緒だと告げた
二人は並んで一緒だとアピールしていた
その姿は兄弟の様に良く似ていた
流生はブルーが好きで何時も蒼いブルーを好んで選んでいた
この日も流生のネクタイは蒼いブルーを着けていた
海も蒼いオーシャンブルーを選んでいた
流生は笑って「いっちょね!」と声をかけた
海はニコッと笑って流生に抱き着いた
康太は「海は海神だから蒼が好きなのは解るが流生は赤じゃねぇのかよ?」と呟いた
榊原は「流生は蒼が好きですよ、小さい頃から蒼が好きでラピスラズリとか持ってるでしょ?」と蒼が好きだと告げた
赤龍を継ぐ者だから赤が好きかと想っていたが‥‥‥流生は父の蒼を好きだと謂うのか‥‥
康太は嬉しくて笑っていた
着替えを終えると戸浪は
「帰りは今日乗って来たバスで飛鳥井の家の近くまでお送りします!
なので着替えをバスの荷物の中へ戻されて構いません!」と告げた
それは助かると康太は謂った
オーケストラを聞くのに手荷物を持っての移動は‥‥‥考えるだけで大変そうだからだ‥
男性陣は着替えを終えると会議室を出てバスへと向かった
手荷物をバスの荷物の中へ戻し身軽になる
女性陣は‥‥まだ来ていなかった
瑛太は苦笑して
「やはり婦女子は着替えに時間が掛かりますね」と待たされる手持ち無沙汰に呟いた
戸浪は「仕方ありません!婦女子の着替えは時間がか掛かるモノなのです」と付け足した
流生が戸浪の傍に逝くと
「けちょうはせんとうふきゅにゃにょよ!」と伝えた
戸浪は驚いた顔をして
「それは誰に聞いたのですか?」と問い掛けた
「ばぁたん」
流生がばぁたんと呼ぶのは榊原真矢の事だった
玲香はばぁちゃと子供達は呼んでいた
榊原が「流生がばぁたんと呼ぶのは僕の母の事です」と補足した
「化粧は戦闘服ですか‥‥真矢さんらしいですね」
戸浪は感心して謂った
女優 榊原真矢
彼女は喜びも悲しみも苦しみも総て化粧の下に隠して‥‥‥演じているのだろう
そんな彼女にとっては化粧は戦闘服なのかも知れない
だから女性は美しく艶然と微笑んでいられるのかも知れない
女性陣の着替えも終わりバスに戻ると、皆 美しく装っていた
玲香はやはり着物をきちんと着ていた
今回のオーケストラのコンサートはドレスコードの指定はないが、きちんとした服装で逝くのが定説とされている以上はニーズに合った服を選んでいた
京香は淡いグリーンのワンピースを着ていた
明日菜はスーツをビシッと着て髪を結い上げていた
真矢は黒いドレスを着ていた
やはり女優は艶やかな輝きを兼ね備え黒いドレスを着こなしていた
戸浪は女性陣が着替えを片付けるのを確認して
「それでは逝きますか?」と問い掛けた
兵藤はこの日の為に誂えたスーツに身を包み大人びた雰囲気を醸し出していた
流生は「ひょーろーきゅん かっこいいにょね!」と誉めた
「流生だって格好いいぞ!
似合ってるな、そのスーツ!」
「あいがとうにゃにょね」
「蒼いネクタイ‥‥凛々しいな」
「とぅちゃのあおにゃにょね!」
流生はニコッと笑って謂った
兵藤はなんと返して良いか解らなくて困った顔をした
榊原は「さぁ逝きますよ貴史!」と兵藤を急かした
兵藤は子供達と手を繋ぎ歩き出した
開演を待って入場する
沙羅が皆の分のチケットを配ると、会場の中へと入って逝った
指定席に座ると音弥が康太の膝に甘えた
「かぁちゃ おもうじょんぶん ねていいきゃらね!」
音弥の言い種に康太は笑いを堪えるのに苦労した
兵藤は「‥‥贅沢過ぎだろ!子守り歌がフルオーストラだなんて‥‥」とボヤいた
「かぁちゃ うれちぃ?」
音弥が心配そうに問いかける
康太は「嬉しいぞ!音弥」と音弥の頭を撫でた
榊原は音弥を席に着かせた
戸浪は「音弥はお母さん想いですね」と笑って謂った
「音弥は優しいかんな‥‥だが若旦那‥‥幾らオレでもフルオーストラを前に寝るのは至難の技だ‥‥」とボヤいた
戸浪は笑った
戸浪の用意した席は主催者特別席
かなり音響の良い席だった
その主催者特別席で居眠りは‥‥‥許されんやろ‥‥と兵藤は想った
オーケストラが始まり大迫力の音響に酔いしれる
子供達は音の迫力と癒しの空間に瞳を輝かせて聴いていた
二時間近くあったオーケストラは大歓声の元、終演となった
オーケストラが終わった後、康太は戸浪に
「若旦那はこの後、どうされますか?」と問い掛けた
「家に帰るだけです」
「では飛鳥井に来ますか?」と問い掛けた
「お邪魔じゃないですか?」
「部屋は沢山ある、今宵は泊まって明日はゆっくり帰宅したらどうですか?」
康太が謂うと、戸浪は妻の沙羅を見た
沙羅は「宜しいのですか?」と嬉しそうに問い掛けた
「あぁ構わねぇよ!
ゴールデンウィークも残り2日だ
10連休も残す所2日となった事だし、残りはゆっくりと過ごそうぜ!
客間に風呂とトイレと洗濯室は用意してあるかんな!
洗濯して乾燥まで掛けとけば帰ったら少しは楽になるだろうし
夕飯を食って帰れば寝るだけだしな、ゆっくりと過ごすには持ってこいだと想う」
沙羅は「それは助かります!」と主婦は帰宅した後が大変だから‥手間が省けて喜んでいた
戸浪は沙羅に異存がないと解ると
「ではお言葉に甘えて」と泊まる事を告げた
「なら帰りに何処かで食って帰るか!」
康太が謂うと皆が頷いた
バスが停まれそうなレストランで夕飯を済ませ、で飛鳥井の家の近くまでバスで帰宅する
バスから下りて飛鳥井の家へと向った
家に帰るとそれぞれが部屋へと散らばり荷物を置きに向かった
清四郎と真矢は源右衛門の部屋へと向かい
笙と明日菜は慎一に案内され2階へと上がった
2階には使ってない部屋が幾つかあった
その部屋の一つ家具と家電を入れ使用可能な部屋にした
慎一は「この部屋を使って下さい、洗濯機は浴室の横にあります。ベッドはセミダブルがツインで入ってるので子供達は横に寝かせられると想います、何か解らない事がありましたら電話で呼び出して下さい」と言い案内を終えると部屋を出て逝った
一生は戸浪の家族を客間に連れて行っていた
客間は大幅にリフォームを入れて改築してあった
まるで旅館の和室みたいに畳が敷かれ落ち着く雰囲気を醸し出していた
襖は今閉められていて手前の部屋にはテーブルが置かれ座椅子を置かれていた
奥の部屋には戸浪の家族全員の布団を敷いたとしても余りある広さがあった
宴会の時は襖を取っ払って大広間として使うが、そうでない時は旅館の和室の様な落ち着きの空間としても使われていた
沙羅は「旅館みたいね」と感激していた
一生は聡一郎と共に押し入れからお布団を取り出し、人数分のお布団を敷いた
「奥が洗面所とお風呂です
その横に洗濯機があります
夜のうちに洗濯して乾かしておけば翌朝には畳めるし着られます
そして人数分の洗面具はテーブルの上に用意しておきますので、ご使用下さい」
そう言い聡一郎はトラベル用の洗面具と寝巻きの浴衣を人数用意した
一生は「取り敢えず荷物を置いてお風呂にでも入って寛いで下さい
客間の浴槽は檜なので下手な旅館より寛げれると想います
ゆっくりなさって下さい
今日は本当にありがとうございました」
と言い深々と頭を下げた
戸浪は慌てて一生を止めた
「止めて下さい!
私達も楽しかったので、そんな風に畏まられると困ります」
「では止めときます
取り敢えず寛いで旅の疲れを取って下さい」
一生がそう言うと慎一が部屋に来てお茶の用意をしていた
それが終わると一生と聡一郎は慎一と共に客間を後にした
康太は待ってて「ご苦労さん」と労いの声をかけた
一生は「貴史は何処で寝るのよ?」と問い掛けた
「オレの寝室の横に部屋があるやん、そこを使って貰うつもりだ!
一生、お前一緒に寝てやれよ!」
「構わねぇけど、そこしか部屋はねぇもんな」
「部屋は結構あるんだよ、この家は!
その時のニーズに併せて広げられる様に要所要所に空き部屋を作ってあるかんな
2階にも幾つかあってな、それを今回使えるようにしたから笙夫妻が泊まれる様になったんだよ」
「この家の全体図はおめぇしか解らねぇからな‥‥」
「悠太が来年還って来たら‥‥様子を見て動かさねぇとなられねぇしな、一階に眠らせてある部屋を動かすかと思案中だ」
「早く還れると良いな」
「だな」
康太はそう言い果てを視て謂った
榊原が呼びに来て、康太は一生に
「もう休め、オレらも風呂に入って休むわ」と告げて自室に戻った
部屋に戻り子供達をお風呂に入れる
康太は流生の体躯をゴシゴシ洗っていた
榊原は音弥の体躯を優しく洗っていた
音弥の体躯にはまだ手術の痕が生々しく残っていた
他の子は浴槽で暖まっていた
音弥は石鹸の泡でシャボン玉を作って遊んでいた
「しゃぼんらま とんら
やねまれ とんら
やねまれ とんれ
しゅべって おちた」
と歌ってご機嫌だった
体躯を洗って泡を流すと、康太は流生を浴槽に入れて太陽の体躯を洗い始めた
「かぁちゃ ごちごち いたいにょね」
太陽があまりの痛さに‥‥訴える
康太はゴシゴシを少しだけ優しくして洗った
大空は榊原に洗って貰っていた
頭を洗う時は子供達はシャンプーハットを着けていた
太陽と大空を洗った後は康太が烈を、榊原は翔を洗っていた
全員洗って湯の中へ入れると、榊原は康太の体躯を洗った
「疲れたけど楽しかったな」
康太が謂うと榊原は「楽しかったですね」と嬉しそうに答えた
音弥の歌が響く中、康太の体躯を洗い終えると榊原も体躯を洗った
そして浴槽に入ると、ギューギューつめとなった
「浴槽を大きくしないと全員では無理になって来ましたね」
榊原は寂しそうに呟いた
「伊織、子供が大きくなれば自分で入るって入ってくれなくなるって!
浴槽を大きくしても入ってくれなくなると虚しいだけになるぞ‥‥」
「そうですかね?
そのうち‥‥僕達の子も一緒にお風呂に入ってくれなくなりますかね?」
「それが成長だかんな!」
「僕は何時までも一緒に入りたいですがね」
「おめぇにはオレがいるやん」
「そうでしたね」
榊原が康太を抱き締める
子供達は真っ赤な顔をして
「ゆだるぅ~」と謂った
榊原は慌てて子供達をお風呂から出した
髪を乾かして服を着せる
全員着せ終わる頃には榊原も康太もバテていた
「全員はキツいですね」
榊原が謂うと康太も「だな!」と賛同した
お風呂から出てリビングでフルーツ牛乳を飲んでいると兵藤がリビングに現れた
子供達は大喜びで兵藤に抱き着いた
兵藤は「風呂に入れていたのかよ?」と問い掛けた
康太は「おー!6人を入れるのは結構体力使うんだよな」とお疲れで答えた
「俺に謂えば入れてやったのに」
「それはやだ!
後何年親と一緒に風呂に入ってくれるか解らねぇんだぜ?
その楽しみを貴史に分ける訳ないやん!」
「おめぇの子供ならずっと入ってくれるだろ?」
「解らねぇやん
思春期になれば色々とあるやん」
「それでも入ってくれるさ
おめぇの子ならな!」
「貴史の癖に」
康太は拗ねた様に謂った
兵藤は笑って子供達の頭を撫でた
榊原は寝室の横の部屋を開けると
「では貴史はこの部屋で休んで下さい
大体必要なのは揃ってます
バス・トイレも簡易ですが着いてますからね!
ゆったりと浸かりたいなら源右衛門の部屋のお風呂に入ると良いです」
「良いよ!俺は風呂に拘りはねぇからな」
榊原は子供達を部屋に連れて行こうとした
だけど子供達は兵藤に抱き着いて離れなかった
慎一がリビングにやって来て
「寝かせますか?」と問い掛けた
榊原は「貴史、子供達を寝かせて来て下さい」と無茶振りをした
兵藤は「仕方ねぇな!」と子供達を連れてリビングを出て逝った
康太はソファーに座り
「楽しかったな伊織」と問い掛けた
「ええ、疲れましたが、楽しかったですね」
「ゴールデンウィークも終わるな」
「ええ。来年は‥‥‥何処へ逝きますかね?」
来年の春に夢を馳せる
だが‥‥‥来年の春は‥‥‥共に過ごせるか解らない
年が明けたら子供達に総てを話す決めているから‥‥‥‥
子供達はそれをどう受けとるか解らないのだ‥‥
榊原は兵藤がリビングに来るまで、康太を黙って抱き締めていた
兵藤が子供達を寝かせてリビングに来ると
榊原は立ち上がった
「お疲れ様でした
寝ましたか?」
「おー!もっと起きてると謂ってたが疲れてたのか、あっという間に寝ちまったぜ!」
「では君も疲れてるでしょうから寝て下さい」
「おー!アメリカからとんぼ返りしての参戦だったからな、結構ハードだったな」
「ゆっくり休んで下さい」
そう言い榊原は康太を連れて寝室へと入って逝った
兵藤も部屋へと入りベッドに飛び込んだ
体躯を横たえれば結構疲れているのが解る
兵藤は軽くシャワーを使い、寝る事にした
翌朝、少し遅めに起きると、康太は応接間に向かった
榊原は起きると洗濯と掃除に余念がない
康太の姿を見付けると戸浪が
「康太、おはようございます」と挨拶した
康太は「少しは旅の疲れは取れたかよ?」と問い掛けた
「ええ、客間が高級旅館バリに癒しの空間になってて驚きました」
「客をもてなす空間だかんな、色んな顔を持つ様に設計してあるんだよ
それに色々と手を加えれば、雰囲気が変わる様に脇田誠一が設計した家だかんな
寛ぎの空間じゃねぇと、それはそれで誠一に文句を謂わねぇとならなくなるかんな!」
康太はそう言い笑った
風呂は檜の風呂で、高級旅館の浴室よりも高級な材木を使用して贅沢な空間を作り出していて驚いた
細やかな配慮がなされた部屋は落ち着きの空間で、戸浪達家族は自分達が想った以上に疲れている事に気付いた
榊原がせっせと掃除をする
掃除を終えると少し遅めの朝食を取った
皆で楽しく朝食を取った後、戸浪達は帰宅を告げた
「康太、そろそろ私達は帰ります」
「若旦那、めちゃくそ楽しい時間を本当にありがとう」
「私達も楽しい時間をありがとう康太」
「慎一が家まで送って逝く」
康太が謂うと戸浪は「宜しいのですか?」と問い掛けた
「飛鳥井の家も大人数での移動となったからな、プリウスとベルファイアを買ったんだよ
だから若旦那一家を乗せても逝けるから大丈夫だ!」
「それ良いですね
うちも8人乗り車を買いましょうかね?沙羅」
戸浪は大人数の移動となりつつある現実に、大人数でも乗れる車を買わねばならない時期が来たのを痛感した
楽しい時間は尽きないが、戸浪は康太とまたランチでもと謂う約束をして帰宅の途に着いた
戸浪達は慎一がプリウスで送って逝った
夕方になると康太は陣内や栗田や神野を呼んでゴールデンウィークのラストを楽しく過ごした
飛鳥井のゴールデンウィーク2019はこうして幕を閉じた
楽しい子供達の日々は子供達のアルバムの量を増やして逝った
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