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第26話 ※

      本作品は一部性的描写が含まれている可能性がございます。 すみません。 今回は少し背後を気にしつつ閲覧していただきますようお願いします。 バスとか電車とか家族の前とかはやめてくださいまし。           ◇  ◇  ◇  ◇  ◇ 中島は目の前で録音が消去される所を見せてくれた。 「……俺、ここに来てもいいですよね?」 「! 何を言っているんだ。そんな事駄目に決まっているだろう?」 「そんな先生っ!携帯消したのに!」 凄い力で俺にしがみついてきた。 「責任はとる。俺に出来る事ならなんでもするから…」 「なんでもですよね?!」 多額の慰謝料を請求されたら困るけど少しなら蓄えはある。 「俺に出来ることならな。」 「それなら責任とって俺の恋人になって下さい!!」 えええっ!そっち?! 「お前は今この関係が無かった事として納得ずくで録音を消去したんじゃないのか?」 「無かった事にしたいんですか?!」 中島は驚いて俺の顔をまじまじと見つめるその瞳に耐えられず視線を逸らす。 「だって…普通はそうだろう?」 「……………」 長い沈黙の後、中島は低く唸るような声を絞り出した。 「……………先生は俺との事、無かった事にしたいんだ。………なんでですか?昨夜、先生は恋人にしてくれって言ったじゃないですか! それに今も責任取るって言ったのに!」 確かに録音で恋人にしてくれと言っていたよ。 今、責任も取るとも言った。 だけど男同士の上に、教師と生徒は付き合う事は出来ないって言っただろ! 「俺、無かった事になんて絶対そんな事させませんから!」 中島は今にも噛みついてきそうな勢いだ。 「わかった!わかったから!!お前の言う通りにする。だけど今は駄目だ。家にも授業以外に美術室に来るのも無しだ。」 「なっ!美術室も?!そんなの恋人なんて言えないじゃないですか!!」 うっ……どうすればいい?どうしたら諦めてくれるんだ。 「………卒業までだ。それまで我慢しろ!」 卒業したら毎日顔を合わせる事もない。 大学に行けば忙しくなるだろうし新しい出会いもある。 顔を合わさなければ俺の事なんか忘れて自然消滅するだろう。 「そんなに待てません!」 「……卒業したらいつでもここに来ていいから。」 この言葉にすがっていた中島の力が緩み俺は絡んだ腕をゆっくりと解いた。 中島は俺の顔を覗きこむと確認して来た。 「卒業したら…?ですか?」 「ああ。」 「本当に?さっきみたいに騙すのは無しですよ。」 う……読まれている。 「騙してない。考え方の相違だ。だからそれまで二人きりで会うのは無しだ……」 「……分かりました…」 しぶしぶ納得してくれてほっとする。 俺の身体に絡んでいる中島の腕を力の入らない手でどうにか解いた。 中島に抱き締められた感触が背中や腕に残っていて、じわじわと俺の心を侵食していく。 これ以上中島を好きにならない様にしないとだめだ。 昨夜の事は記憶になくて良かったと思っている。 中島が新しい彼女を作ったとしても素直に祝福出来る。 愛された記憶があると嫉妬で身を焦がしてしまう事は分かっているから……。 今回は仕方ないとして学校では極力、中島には会わないようにして自然消滅するようにしむけよう。 ずるいと思われるかもしれないが両者が傷つかない様にするにはそれが一番いい方法だ。 ベッドの上でじりじりと中島から逃げようとして捕まえられた。 「先生?何を考えているんですか?」 「何も考えていない。」 お前と距離を取りたいんだよ。 「そうですか…じゃあもう一度言ってもらっていいですか?先生の恋人は誰なのか お願いします。」 「えっ!………っ!」 言えるわけないだろ!! 言ってしまったら本当に誤魔化せなくなる。 言い淀んでいると中島が催促する。 「昨夜言ったんだから二度目は簡単でしょう?」 そんな事言ったって酔っぱらって無意識下で言うのと素面で言うのじゃ全然違う。 「…無理…」 「……無理ですか…………。」 俺の間抜けな答えに中島の周りの空気がずううんと黒く重たくなった気がする。 唯一の砦である布団を中島が取り上げるようにはいだ。 「わぁっ!なにすんだ。」 拾えないと知っていて布団を床に落とす。 「……先生の恋人が誰なのか言ってくれるまで、俺、ここから帰りませんから覚悟して下さい。」 一瞬、耳を疑うような恐ろしい言葉を言う。 「帰らないって、どういう…んんっ…」 抗議の言葉はキスで塞がれ、俺は仰向けにシーツの海に落とされる。 「恋人が誰か確認したら大人しく帰るつもりだったんですけれど…………、先生に追体験して思い出していただかないとダメみたいですね。」 中島の手が顔から        首、          胸、            腹と 下へ下へと滑っていき、やがて秘めた場所にたどり着く……… 「……やぁっ……あぁっっ…ダメっ…アアアッ………」 長い指を間に潜らせて、かき混ぜながら再び質問してくる。 「先生の恋人は誰ですか?」 俺は首を振るだけの抵抗しかできない。 「………………そうですか…ちゃんと答えられるまで覚悟してください…俺 本気ですから」 俺の足を胸につくほど曲げて上に向かせた蜜壺からは昨夜の愛液がとろとろと溢れ出て背中を伝う。 中島は反り返った自身をじわじわと俺の中に入って来た。 「あ、あ、だめ、だめっ、ンう~~~っっっっ!!」 「やだ?こんなに涎を垂らしているのに」 少しムッとした声で蜜壺を指でかき回した 「嫌なんて拒否権ないですよ。」 「あくっ…ちが…恥ずかしいん」 朝日が差し込む中、恋人の印を身体の奥に深く深く刻み込まれた。        

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