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第10話 ※
本作品は一部性的描写が含まれている可能性がございます。
すみません。
今回は少し背後を気にしつつ閲覧していただきますようお願いします。
バスとか電車とか家族の前とかはやめてくださいまし。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
生まれて初めてのデートはとても楽しくて、あっという間に一日が過ぎており、気がつけばもう夜になっていた。
夕飯を兼ねて居酒屋で飲みながら食事をしようと毅の行きつけの店に連れて行かれた。
下戸の俺は居酒屋の料理を食べながら、今日のデートの話をしていると急に会話を遮って真面目な顔をした毅にラブホに誘われた。
「えっ!!初めてのデートで???」
「そんなの普通だよ。みんなやってるぜ。」
みんなは大人の恋はそうなのか?
「ほら一口くらい飲めよ。居酒屋だぞ。」
「うん………」
渡されたグラスに入っている酒を見つめながら考えを巡らせた。
みんなしてるのか、毅は俺に抱かれるつもりでラブホに誘っているんだよな………。
奥手の自分はまだ考えが幼いと思われるのが嫌だったのと、毅の言葉の裏を読み解けば、今まで付き合った男達は1回目のデートでホテルに入ったということだ。
それが悔しかった。
飲んだら酔って毅を抱いてやれなくなるから、グラスの酒は飲むふりで唇を濡らすだけにしておいた。
舐める程度で飲んでいないはずだが、今日はしゃぎすぎて疲れたせいなのか、一人では歩けないほど俺は酔っ払ってしまった。
ふらふらだけどかろうじて意識は保っていた。
「たけし………ごめん。酔っちゃって」
「少なかったのか…」
「え、こんなに酔ってんだから飲みすぎだよ。」
俺を支えながらそうだなと毅は言う。
連れて行かれるままタクシーに乗せられ、気がつけばラブホの前だ。
派手なピンクの内装で飾ってある部屋を選んで入ると、毅は俺をベッドの上に落とし次々に服を毟り取って服を床に投げていく。
そんなに俺としたかったのか、嬉しいな。
酔ってぽやぽやした頭で毅に任せていた。
全て剥ぎ取ると俺の中心を扱きだす
「あっ、あっ、んっ!んっ!…イクッ…ふっ、………ぁっ!!!」
「気持ちいいだろ。空っぽになるまでしてやる。」
本当に空になるまで毅に絞り取られた。
凄い………人にしてもらうのってこんなに気持ちがいいんだ。
とろとろに溶けてしまいそうなほどの幸福感に満たされていた所に、ベシャリと冷たいものが下肢に塗られた。
「ひゃっ!!!冷たいっ!!………えっ⁉なに⁉何してんだ毅。」
俺の双丘にローションをたっぷりと塗りたくり毅は嬉しそうだ。
「お前を抜いただけで俺が満足するわけ無いだろ。処女は可愛いな♪」
そう言うとローションの尖ったボトルの先端を俺の双丘の谷間に突き刺して中身を一気に注入された。
「あああああああああ、やめろっ!」
冷たい液体が腹の中の体温を奪いながら身体の中を這い上がってくる感覚が気持ち悪い。
酒で酔いが回ってるのと、空になるまで出し尽くされた俺の下肢は力が入らず、抵抗らしい抵抗もできなくてされるがままになってた。
ローションが引き抜かれ、中で中途半端に温められた液体が卑猥な音を立てて体外へ出て行く。
俺は逃げようと、もがきながらベッドを降り、服を掴んでよろけながらドアへ辿り着く。
ドアノブに手を翔が鍵がかかっていて出られない。
「開かない………開けて…誰かっ!!」
ガチャガチャとドアノブを動かしても開くことはなく、力の限りドアを叩いて助けを乞うが誰も来ない。
俺とドアの間に毅が割って入ってきた。
「騒ぐなよ。せっかく入ったばかりなのに追い出されるだろ。」
「やだ、やめてくれ、頼む、毅。俺、抱かれるなんて聞いてない。」
毅は俺の唇を塞ぐとそのまま押し倒された。
「俺を抱くつもりだったのか?男の抱き方なんか知らないくせに、ほんと可愛いなお前は」
「いやだ、や…」
抵抗も虚しく初めては衣服が散らばるドアの前で抱かれた。
自分が抱かれるなんて思ってもいなかったから俺のプライドは粉々に砕け散った。
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