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※ 2
「あっ」
あろう事か嵐ちゃんが俺の反応したそれを掴んだ。咄嗟の事で漏れてしまった声に急いで口を手で抑える。しかし至近距離にいる嵐ちゃんにはばっちり聞こえていて、ニヤリと笑う。
そのまま手を上下や揉む様に動かされ、必死に声は抑えるが腰が跳ねるのは我慢出来ない。
「らんちゃっ、だ、めっ、、んっ」
静止の声をかけるが動きが止まる様子は無く、むしろ更に激しく動き出す。湿った音がし始めた頃には力も入らず、されるがままの状態だった。
「・・・脱がすぞ」
そう言うと同時に俺の腰を持ち上げ、ズボンと下着を一緒に下ろしてしまう。なんという早業だ。現れた俺の下半身はやはり完全に勃った状態で、先端からは先走りが溢れだしていた。
どういう状況かわからないが、嵐ちゃんが気持ち良くしてくれるなら任せようと、既に俺に抵抗する気持ちはない。
「あっ、らんちゃっ、もぅ、っ」
「イくか?」
コクコクと必死に頷き、目の前の嵐ちゃんを引き寄せ唇を合わせる。熱い舌が合わさるのとほぼ同時にイった俺のものは、最後の一滴まで絞り出すように手を動かされ、全身が快感に震える。
ハァハァと熱い息が漏れる。イった後の独特の倦怠感に完全に嵐ちゃんに体重をかけもたれ掛かる。あ、今俺が出したのが俺と嵐ちゃんのお腹にプレスされた・・・。
「濃いな」
「一週間ぶりだもん・・・」
そんな感想はいらない。前回は俺が熱を出した日、事件の直後にこのくんにやってもらった以来だ。
「嵐ちゃん何処触ってるの」
「尻」
未だ下半身丸出しで跨る俺のお尻を触り出した嵐ちゃん。手についた俺の出したものが付いて気持ち悪い。さっきから少し気になってはいたけど、嵐ちゃんの立派なムスコさんが俺のお腹を圧迫している。
「嵐ちゃんも勃った?」
「そ、俺も気持ち良くなりたい」
どのタイミングで勃ったのかわからないけど、なかなか元気いっぱいに俺のお腹を押して来るそれ。状況からしてもしかしなくても、俺のお尻を使う気ですか?
「俺、お尻はまだ初級で指すら1回しか入ったことないんだけど」
一週間前のあの時が、実は他人にお尻を触られたのは初めてだ。そんな初級というより初心者の俺の自慢じゃないが小さなお尻に、嵐ちゃんのビックボーイは入らない。というか裂ける。死ぬ。痛いの嫌い。
「入れねぇよ。今日は」
今日はって今日じゃなかったら入れるって意味でわざと言ってるよね。俺ピアス開ける時に号泣した人だからね。本当に痛いの嫌いだからね。
お尻の間を行ったり来たりする手により、俺のお尻は自分が出したものでべとべとだ。・・・我ながら凄い量が出たなと感心する。
身体を反転され、四つん這いの体制になる。後ろから両手で腰を掴まれ、閉じた足の間、太腿辺りに熱いものが押し付けられる。
「足閉じとけよ」
嵐ちゃんが腰を進めた瞬間ーーー。
「っっ、まっ、待って!!!」
やばい。嵐ちゃんが動くことで嵐ちゃんのペニスに押し上げられるように俺のペニスが擦られる。その刺激が予想以上に強くて、つい待ったをかけてしまった。
「何だよ」
「これっ俺また勃っちゃうって!」
振り返り抗議を求めてみたが、何の問題があるんだとでも言うように、嵐ちゃんがまた動き出す。う"ーーっ。
動く度に跳ねる俺の腰はしっかり押さえられ、激しく行き来するそれに完全に復活した俺のものは今にもお腹に付きそうな程勃っている。ぐちゅっぐちゅっと腰の動きに合わせて鳴る音が生々しい。
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