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※ はじめての

まだ寝るには早過ぎる時間に、ダブルサイズのベッドのある俺の部屋へと向かうのは何だか変な感覚だ。 これからする事が分かっているので風呂上がりには、お互い部屋着のスウェットの下だけを身に着けた状態で、ベッドに仰向けに横になる嵐ちゃんに重なるように乗り上げ唇を合わせる。まだ風呂から上がって間もないためしっとりと熱を持った上半身が触れ合って暖かい。太く男らしい腕が腰と後頭部に回され、優しく撫でられる。 ゆっくりとお互いを確かめ合うように繰り返されるキスはとても心地好く、このまま眠れそうな気持ちになる。 「ん・・・何寝ようとしてんだよ」 「あっ」 それに気付いた嵐ちゃんが唇を離し、俺の軟骨に開いたピアスごと左耳を軽く噛む。噛まれた所を軽く舐められ体がピクリと反応する。そのまま分厚い舌に耳の穴を舐められ、くちゅくちゅとダイレクトに響く音にビクビクと体が震えるのを抑えられない。 「ふっ耳弱いのか」 「ゃめっ、知らな、ぃ」 低く掠れた声に体の力が抜ける。なんで声だけでこんなにえろいんだ。完全に体重をかけて上に乗る俺の体を抱えたまま横に回転し、今度は俺がベッドに寝た状態になる。また唇が重なったかと思うと徐々に唇が下に下がり、口元、首筋、鎖骨と移動していき胸の突起へと辿り着く。 中心には触れずその周りに軽く触れるだけのキスをし、反対側も指の腹で優しくなぞられる。周りばかりで一向に中心に触れないのを不思議に思い胸元へと視線を動かすと、こちらを見つめる嵐ちゃんとパチリと目が合った。その瞬間ニヤリと口角を引き上げた嵐ちゃんが、ずっと触れることの無かった胸の突起へと唇を寄せ、噛んだ。 「いっ・・・たぁ、・・・んっん"ーっ」 噛まれた衝撃に声を上げるとすぐさま口に含んだそこを優しく舐められ、じんじんとした熱さの中に快感を見つける。反対側も指先で摘まんだり潰すように捏ねられたりと絶えず与えられる刺激に、思わず嵐ちゃんの頭に回していた腕に力が入る。 「ん、・・・ぁっ、んっ」 「お前、敏感だな」 可愛いすぎ、そう言いながら全くやまない愛撫に下半身へと熱が集まるのを感じる。今まで乳首を舐められた経験など無かったが、どうやら俺は乳首が弱いらしい。別に知らなくても良かった発見だ。 上に乗った嵐ちゃんの重みで抵抗らしい抵抗も出来ず、ただただ快感に体を跳ねさせる。俺の下半身はすっかり元気になっていて、下着を窮屈に押し上げる。 「ね、嵐ちゃん、もう脱がしてっ・・・ちんこ痛い、」 密着しているためお腹を押し上げる熱に気づいていた嵐ちゃんは、ははっと笑いながらも一度体を起こし、スウェットへと手をかける。少しずらしたスウェットから現れたグレーの下着は、先端が少し色濃く濡れている。へその辺りに口付けを落としながら器用に腰を持ち上げられ、下着とスェットが脚から抜き取られる。 「触ってないのに凄いことになってるぞ」 「んっ」 ふっと息をかけられそれがピクンと揺れる。嵐ちゃんが言う通り執拗に乳首を弄られた刺激で、完全に勃ちあがったそれは先端から溢れる先払いが竿を伝い、なんとも卑猥だ。 「前見た時は剃ってるのかと思ったけど、お前体毛薄いな」 「もぉっあんまジロジロ見ないでよ・・・」 俺は元々体毛が薄く殆ど生えていない上に毛自体が白いので殆ど見えない。余りにじっくり観察されると流石に恥ずかしいのでやめて欲しい。そんな事を考えているうちに俺の勃ちあがったそれを、嵐ちゃんの大きな手が包む。そのまま上下に手を動かされ、やっと与えられた直接的な刺激に更に先端からとぷりと蜜が零れるのがわかる。 「んっ、きもちぃ・・・」 ゆるゆると動かされる手が気持ち良く、その動きに合わせて腰が揺れる。 「気持ちいいか?」 「ん、らんちゃ、・・・もっと、」 嵐ちゃんがもぞりと動くのを感じ、その直後ペニスが暖かく湿ったものに包まれた。

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