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※ 2
「・・・おいおい、まだ治まらないのかよ」
「んはぁ、はぁ、っ」
五度目の絶頂を迎えたところで嵐ちゃんが心配そうな表情を見せる。普段の俺なら三回もイけばギブアップしているはず。それなのに五回もイった俺のペニスはまだまだ元気に勃ち上がろうとしている。
「も、イくのやだ、っ、いた、ぃ」
手や口で刺激されることに敏感になり過ぎたペニスは痛みすら感じる。三回イった後からは前は触らず、後ろの刺激だけでイかされていたが、もはやイくという行為自体が痛い。
なのにまだまだ身体の熱は治まらず、出すものも最早ほとんど無いはずなのに勃ち上がろうとする。
「あぁ~もう泣くなって、ほら」
「う"~嵐ちゃぁ~ん~」
後ろに嵐ちゃんを受け入れたまま抱っこされている状態で目の前の大きな身体に抱き着く。あやす様にポンポンと背中をリズム良く叩かれつつ、後頭部を優しく撫でられる。
別に泣きたい訳じゃないのに感情がコントロール出来ない。しかもピッタリとくっ付いているせいで触れ合っている肌や、中にいる嵐ちゃんから伝わる熱や刺激が、更にまた身体の熱を上げる。
それでも泣きながら嵐ちゃんにしがみついていると、少しづつだが落ち着きと、一緒に眠さがやってきた。
イき過ぎて体力も限界になっていたみたいで、まだ残る熱までもスルーして眠さを取った俺の身体。意識し始めた頃にはもうほとんど夢の中に入りかけていた。
「・・・このまま寝るのかよ」
嵐ちゃんの呆れた声は届かず、完全に夢の中へと入っていった。
(嵐太郎視点)
俺は気をつけろと言った。
「ん、ふっぅ、」
それなのに今目の前で喘ぎ声を上げる恋人に頭を抱えたくなる。まあ、先に注意していたのは手作りのものだけだったので仕方がないと言えば仕方がないのかも知れないが・・・。
(こんなもん人に贈ってんじゃねぇよ)
寒がりのレイラが暑いと言い始めた時点でおかしいと思った。しかもこれをレイラに贈った犯人は俺にもこの媚薬入りのチョコを食べさせようとしていたのだから、本当にタチが悪い。
とりあえず一回イかせ、すぐに勃ち上がったそれを放置して他を弄っていると、我慢が出来なかったのか俺の手を使って自らを慰め始めたレイラ。二度目の精を吐き出しても硬さの残るそれを更に扱き上げてやると、流石に辛いのか暴れ始めた。
「っ、あっぶね」
「んぁッ、あぁっぁ、っは」
暴れ過ぎて俺に向かって振り上げられた右足を掴み、抑え込むと完全に硬さを取り戻したそれを咥えてやる。すぐに全身をビクつかせて三度目の熱を放つ。
敏感になり過ぎて痛みを感じるらしいので、前はさわらずに後ろへの刺激に切り替えた。すぐにグズグズになったそこへと俺の熱を埋め、レイラのいい所をしっかりと突いてやる。後ろを開発済みのこいつなら、前を触らなくてもイけるだろう。
「・・・おいおい、まだ治まらないのかよ」
「んはぁ、はぁ、っ」
後ろの刺激で二回イかせ、合計で五回イったというのにまだ勃ち上がろうとするそこに、流石にやばい薬じゃないかと不安になってくる。
レイラ自身もイきすぎて辛いのか不安そうな顔で涙を浮かべている。
快感に溺れてトロトロになった姿を見るのは好きだが、薬で気持ち良くなられても嬉しくはない。しかもコントロールの出来ない身体に困惑したのか生理的涙ではなく、本気で泣き始めたのでまずい。俺はレイラの涙にとことん弱いのだ。
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