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セクハラかどうかは相手次第
「だーかーらー!本当に嵐太郎はレイラの事わかってるのかよ!?」
ガンっとジョッキをテーブルに叩きつけるように起きながら、今にも嵐ちゃんに噛みつきそうな勢いのジェイデン。呑み始めた最初は仲良く会話をしていたはずなのに、いつもよりペースの早かったジェイデンは真っ先に出来上がっていた。
「俺はな、こいつらがまだこーんな小さい時からの付き合いなんだからな!」
「えー、もっと大きかったよ」
「そうだな、もう少し大きかったな」
ジェイデンが自分の腰くらいの位置をさしながら話すのをカエラとサハラが否定する。多分出会った時は6年くらい前なので、成長期前の俺達は小さかったけど、流石にもう少し大きかったと思う。
「別に出会った早さで好きになるもんでもないだろ。現にレイラは今俺に惚れている」
「嵐太郎かっこいいぞ!」
「そうよそうよ時間じゃないのよー!」
「お前らは俺の味方しろよ!!」
やだ、嵐ちゃんかっこいい。知ってたけど。二人のやりとりが面白くて口を挟まずに聞いていたけど、つい嵐ちゃんのかっこよさににやついてしまう。多分だけど、俺達の作戦で嵐ちゃんも割りとハイペースで呑んでいるから多少なり酔っているのだろう。いつもより感情が出ている気がする。
「嵐ちゃん最高!かっこいい!!」
「レイラはいつも可愛いな」
「うはー!でも俺もたまにはかっこいいって言われたい!」
あまり人前では普段口に出さないのにやっぱり酔っているのだろうか。それかいつもと違う海外にいるということでオープンになっているのかも。どっちにしろ俺は嬉しくてにやにやしちゃう。
「確かに可愛いよりもかっこいいが似合うようになったよな〜」
「本当成長してかっこよくなったわよね。昔は三人とも女の子みたいに可愛かったのに」
昔を懐かしむようなルイスとエミリア。俺達もだけど三人も大人ぽさが増している。黙っていればジェイデンはかなりのイケメンだし、ルイスもクールでかっこいい。エミリアは昔からスタイルが良かったけど更に色っぽさが増した。
「エミリア一年前よりおっぱい大きくなったよね」
「うふふ、もうすぐFカップよ」
え、セクハラだって?俺はそういうのは隠さないタイプだから。嫌がられてないし大丈夫だよ。
「うわ〜触りたいけど我慢しとく〜」
「昔なら触ってたな〜」
「流石に今はもうアウトだな」
俺もだけどカエラもサハラもおっぱいは好きだ。しかも俺達の中でエミリアのおっぱいはなかなかのどストライク。カレンちゃんといい勝負なのだ。
「・・・お前ら小さい時自分らが許されることわかっててよく女の子に抱き着いてたよな」
「いや、むしろ女の方が喜んで抱き着いてたぞ」
だって俺達可愛かったし?俺達も可愛い子に抱き着かれて悪い気はしないし?ハグにしてはちょっと過激なくらいではあったけど。身長が小さかったこともあって、抱き着くと目の前がおっぱいなんてこともよくあることだよね。
「ついエミリアのおっぱい触っちゃってた、ごめんね」
「知ってるわ♡」
可愛かったから許すと可愛くウインクするエミリア。きっとエミリアは将来カレンちゃんみたいになると思うんだ。可愛いもん。
「嵐太郎はこういう話聞いて妬かないのか?」
俺達の興味がエミリアのおっぱいにいっていても、気にせずお酒を呑んでいる嵐ちゃんにルイスが尋ねた。
「まぁ、こいつのおっぱい好きも女好きも犬がお気に入りのボールにじゃれつくのと同じ感じだからな」
「確かにな」
えー、そんなつもりは無いけど否定は出来ないな。好きなものが目の前にあるから触りたいってのは確かにある。
「ハグくらいはいいが、それ以上はダメだな。だからジェイデンもレイラに手出すなよ」
「わかってるよ!」
完全に嵐ちゃんに負かされているジェイデン。歳上なのに嵐ちゃんには敵わないみたい。
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