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※ 一週間ぶりなので
寝ていただけなのに腹が減るから不思議だ。昼寝から目を覚ましゆったりと寛いでいたら一時間程で晩御飯の時間になった。特に昼御飯後は動いていないが、晩御飯もいつも通りしっかりと平らげた。
風呂を借りてゆっくりと体をほぐし、部屋着も嵐ちゃんのものを借りる。出会った当初よりも縮まった身長により丈などは殆ど変わらない。が、筋肉の厚みだろうか、何故か大きく感じるのは。
寝る時は脱いでしまうから問題ないが、どうにもズボンがずり落ちそうなのが気になる。寝巻き代わりのためゆったりした作りになっているのも原因の一つだろう。
「パンツ見えてるぞ」
「だって勝手に下がるし」
階段を登りながらペラっとTシャツを捲られた。脱げはしないが下がったズボンからは下着が半分程見えている。わざわざ捲らなければ見えないそれを捲って指摘してくる。
泊まりに来る度に同じやり取りをしているので気にしない。それに、きっと嵐ちゃんの部屋に着いたら着ているものなんて関係なくなるのだから。
「まだ時間早いけど、部屋に誰か入ってきたりしない?」
「お前ん家みたいに家族の部屋に入り浸ったりはしないんだよ」
そういうもんなのだろうか。俺は元々数年前までカエラとサハラと同じ部屋だったからもあるけど、二人の部屋には自由に出入りする。それは十六弥くん達も同じだったから、我が家では当たり前なんだけど。
嵐ちゃんの部屋に着き、ソファーではなくベッドに座る。体の大きな嵐ちゃんに合わせたベッドは大きいので二人で寝ても余裕がある。
「五日ぶりの嵐ちゃん〜よく寝れそう」
「昼間あんだけ寝たのにまだ寝れるのかよ」
「全然寝れる」
一日中だって寝ていられる。寝る子は育つを信じて昔からよく寝ていたから、今では最早寝るのは趣味だ。
「まだ寝かせるわけないだろ」
「んっ」
覆い被さるように視界に入ってきた嵐ちゃんが大きな口で俺の口を塞ぐ。ゆっくりと口内に入ってきた舌が優しく絡まり、かと思うと強く吸われ、角度を変えてやってくる。
「んぁ、、ん、今日やばいかも」
「キスだけで勃ったか?」
「あっ」
えっちをするのは約一週間ぶり。その間、勿論自分ですることの無い俺の下半身は久々の刺激に期待で昂る。止まっていたキスが再び再開され、その最中に着ていた服をゆっくりと剥ぎ取られていく。優しく肌を直接撫でられ、暖かい手のひらに触られるだけで身体中に熱が広がる。
「もう濡れてる・・・一度出しとくか」
「んぅ、ふ、嵐ちゃん、舐めて」
俺は舐められるのが好きだ。手でされるのも気持ちいいけど、熱い粘膜に包まれる感覚がたまらない。反応して硬くなったそこを嵐ちゃんに押し付けるように擦り付けて催促する。熱い舌が肌に触れピクっと体が跳ねた。
「あっ、ちが、嵐ちゃんそこじゃなくてっ」
「レイラのここ、前より少しふっくらしてて、可愛くなったな」
胸の突起を舐められ、口に含んだままころころと転がされる。反対も指で薄い肉を寄せられ、指先で器用に擦られると慣れた刺激にまた体が大きく跳ねる。
小さくて控えめだった俺の乳首はこの一年嵐ちゃんに愛され過ぎて、若干だが嵐ちゃんの言う通りぷっくりとした気がする。 普段なら色素の薄さで気にならないが、今のように刺激されると赤く腫れたそこに少し恥ずかしさを感じる。
「嵐ちゃんっ、こっちも、ちんこも舐めて?んっ、」
「ん〜?」
気持ちいい場所だと教えこまれた体は、舐められ軽く甘噛みされただけで下半身から零す先走りの量が増える。そこだけの刺激でもイけなくはないが、中途半端にしかイけないので逆に辛いのだ。
「はいはい、ってもうとろっとろ」
「あっ、ぁ、はぁ、、」
湿った感覚に包まれ待ちに待った刺激に腰が震えた。かと思うとそのまま溢れ出る汁をじゅるじゅると音を立てて吸われ、目の前に光が飛んだ。焦らされていたかと思えば突然の手加減の無さに声にならない悲鳴をあげそうになる。イくのを耐えた俺えらい。折角ならもう少し味わわせろ。
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