27 / 34
第27話
「もう大丈夫だから」
「いや、家まで送ってく」
永亮は、海に付いて彼の家までやってきた。
「じゃあ、ここで。明日は、サッカーがんばってね」
「……上がっても、いいかな」
「え、と。別にいいけど、夕食の準備、今からになるから……」
「いや、飯を食べたいんじゃなくって」
海の部屋に、行きたい。
そう、永亮は言った。
え。
それって。
(部屋デート!?)
「何て言うか、その。海を、清めたいんだ」
(お清めセックス!?)
ぼうっとした心地で、海は永亮を部屋へ招いた。
ともだちにシェアしよう!