15 / 50

第15話

俺はね、基本臆病なんだよ 息するように嘘をついて 眠るように人に合わせる 嫌われないように、何かあった時信じてもらえるように そこに君が現れた 俺にとっては最悪のモンスター でも最愛の恋人 嫌われてもなんでもいいからただそばに居たかった 君以外はいらないと本気で思った日もあった 俺はずっと、君を待ってたんだと思うんだ 君は気付いていたかな? 俺が君しか見ていなかったこと 嫉妬なんて、する必要ないんだよ だって俺の目には君以外映っていないんだから 目移りなんてするはずない 君が隣にいるんだから まあ、君が嫉妬する顔も可愛いけれど どうせなら笑ってほしいと思うのがいい彼氏ってやつだろうね たまにめちゃくちゃに泣かせてやりたいとも思うけど 君に嫌われるのは嫌だから、酷いことはしないよ 許してくれるのなら、俺の理性は崩壊するだろうね 君は知らないだろう? 俺がこんなことを考えているんだって 俺はね、基本一途なんだよ 君だけが好きなんだ 君と歩む未来は、 恋なんて言葉じゃ到底足りない

ともだちにシェアしよう!