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第12話
「とりあえず、シャワー浴びよう。一人で平気?」
「だ、大丈夫です!」
江頭のマンションとは比べ物にならない、質素な吉乃のアパート。
葉月さんを招くには、恥ずかしかった。
それでも何も言わず、健は吉乃を心配し、上がって介抱してくれた。
一人では心もとなかったら、一緒にシャワーを浴びてくれたんだろうか。
そう考えると、吉乃の頬は熱くなった。
シャワーを浴びると、悪寒がようやく落ち着いた。
腹に力を入れ、中出しされた江頭の精も掻き出して流した。
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