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第22話

「内藤、鏡を見ろ。そうすれば、青鹿の話を少しは真面目に考えるだろう」  鏡? と伸彦が壁に立てかけた姿見に目をやると、そこには三ツ矢が映っていた。 「先生!?」  慌てて室内を見渡しても、担任の姿はどこにもない。  そうこうするうちに、伸彦は息を呑んだ。  鏡の中から、三ツ矢がこちらに出て来たのだ。 「土足で失礼する」 「三ツ矢先生……、何で鏡の中から!?」 「私も青鹿と同じく、光の国の住人だからだよ」  混乱する伸彦の手を、満は取った。 「これで信じてくれる?」 「お、俺がパイロットになって、墜落を防ぐ、って話?」  うん、と満は頷いた。  その眼はやはり、真剣だった。

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