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第22話
目の前がチカチカして、白くなる。
腰が、勝手に痙攣する。
いつの間にか豊の背に回している、腕。
響は、これまで味わったことのない悦楽を、エクスタシーを全身で感じていた。
どく、どくんと体内に射精される豊の熱い体液を、酔った心地で味わった。
どれくらい、そうしていただろう。
気怠い。
何も考えられない。
いつのまにか豊は響から、その身を引き抜いていた。
ぴくりとも動かない響の耳に届くのは、鉛筆を走らせる音。
うつろな瞳に映るのは、猛然とスケッチブックに向かう豊の姿だった。
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