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第一章・5
腕を引き上げ無理矢理ソファから立たせようと玲はがんばったが、拓斗は意地でも動かず赤い顔をさらに赤くして大声を上げ始めた。
「ヤれ! 秋也! 植村ひいひい泣かせて、気絶するまで可愛がってやれ! そうすりゃお前の勝ちだ!」
「下品な事を言うな!」
「下品だとぅ~? 男と女はな、体の相性も重~要なファクターなんだぜ? 百戦錬磨の植村相手に、お前のテクが通用すんのかよ!?」
「俺だって女くらい知ってる! 馬鹿にするな!」
「どれくらい!?」
「うッ……」
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