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第一章・16

「うぅッ! んっ、んぅ!」  秋也の動きがどんどん早くなる。  拓斗の指が内壁の敏感な部分を押しこする。  前から後ろから責められ、玲は固く眼を閉じた。  唐突に、咥内に秋也が勢いよく吐き出された。  口いっぱいに秋也の味が拡がる。  玲は少し慌てたが、こぼさないよう丁寧に飲み下していった。  すべて飲み干した後、ようやく秋也のものが口から引き抜かれた。  それに合わせたように、拓斗の指も体内から去ってゆく。  ようやく終わったのだ、と玲は息をついた。

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