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第一章・21

「おい、そろそろいいかも」 「何が」 「前。前に手ぇやってみろ」  拓斗の言う前とは、玲のことか。  秋也は、玲の白い肩に歯形を付けながら手を前に回し、その分身を握りこんでみた。  硬く張りつめた玲のものからは、とろりとした粘液が溢れ出している。  なるほど、と秋也はそのまましごき始めた。 「んッ! あッ! 秋也、いや!」 「おい、口をお留守にすんな」  激しい刺激に思わず声をあげた玲の口に、拓斗は腰を打ちこみはじめた。  せっかくイイところまで来たのに、おあずけはごめんだ。

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