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第三章・12
「いいね、いいね。咥えてくれる?」
玲が再びペニスを咥え込むと、男はその喉奥にまで突き立ててきた。
「んッ! んぅ、んッ、んんッ!」
あまり激しく突いてくるので、苦しくてむせる。
しかし、お構いなしに男はさらに激しく突いてくる。
やがて軽く震えると、男は玲の咥内に射精した。
「ぅうッ!」
涙をにじませながら、玲は必死で精液を飲んだ。
ほんのわずかに、嫌悪感があった。
拓斗や秋也なら、もっと優しく突いてくれるのに。
出す前にはちゃんと声をかけて、準備させてくれるのに。
そう考えると、飲み下した精液がひどく汚れたもののように感じられた。
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