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第三章・13

 荒い息を吐く玲に一休みする間も与えず、男はさっさとローションを手に取り、その後膣へと塗りこんできた。  いきなり太い指を二本入れられ、かき回される。  乱暴に内壁をぐちゃぐちゃと擦られ、その異物感に玲は悶えた。 「あッ! あぁ、いやぁ!」 「よく嫌がる子だなぁ」  指を抜くと、とたんに荒々しくベッドに腹這いに押し付けられ、腰を高く上げさせられた。 「後ろから!?」 「いいだろ?」  別に後ろからでも構いはしないが、初エッチなのだ。  お互い顔を見つめて愛を確かめ合いたかった。  そんなささやかな玲の甘い願いもまるで無視して、男は一気に挿入してきた。

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