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第三章・31
「奥までいくぞ。いいな?」
「あ! あぁあ!」
ぐいぃッ、と最奥まで突かれた。
その動きも、速く激しくなってゆく。
奥まで来るかと思いきや、時折内壁の敏感な部分に先端を擦り付けてくる。
玲は、上半身をよじってその迫りくる快感を逸らせようともがいた。
「駄目だ」
「秋也!?」
ぐい、と秋也が玲の両肩を掴んでしっかりとベッドへ縫い付けた。
「や、秋也。や。離してッ!」
これでは、逃げられない。
押し寄せる悦楽を、全身ですべて受け止めるしかない。
「ああッ! あッ! あッ! あぁああ!」
背を大きく反らせて、玲はまた吐き出してしまった。
それでも、拓斗は動くことをやめない。
さらに秋也が、胸の尖りをいじりはじめた。
「ふぁッ。あ、あ、やぁ。秋也、そんなッ」
左利きの玲は、左の乳首の方が弱い。
秋也は左の尖りを舌でくるくると舐めまわした後、唇で噛みしだいた。
細かく速く甘噛みし、時折強く吸う。
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