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第三章・32

「あぁッ! ダメ! ダメぇえッ!」  また、達してしまった。  拓斗が腰をやるたびに、ぐちゃぐちゃになってしまった下肢からいやらしい水音がひどく響く。 「ノリノリだな。ヤツには何回イカされたんだよ、え?」  拓斗がニヤけた声をかけてくる。  責め立てられ、喘がされながら玲は悲鳴をあげた。 「イッてない。一度も、出させて、もらえなかッ、あぁあ!」 「最低なヤツだな、ちくしょう!」  さらに奥へ奥へと拓斗が穿たれてくる。  乳首を口で愛撫しながら、秋也は手を玲の分身へと伸ばして擦り始めた。 「やああぁ! 秋也、やめて! 許して!」 「何度でもいかせてやる」 「んあッ! あっ、あッ、あぁあ!」  下肢が、また勃ちあがってくるのが解かる。  なんて浅ましい。  恥ずかしいくらい貪欲な自分に玲は震えた。  もう充分。もう満足。  でも、欲しい。まだやりたい。  ずっとずっと、こうしていたい。  

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