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第四章・13

 硬く唇を閉じ、拓斗を引きはがそうと玲はもがいたが、腕力では到底かなわない。  苦しさから薄く開いた唇をこじ開け、舌がねじ込まれてきた。  そうしながら拓斗は後ろ手にドアを閉め素早く鍵をかけてしまうと、そのまま床に玲を引き倒した。  唇が、ふと離れた。 「やめ、ああッ!」  言葉はすぐに悲鳴に変わった。  唇が、舌が強く首筋を吸い、耳を食んでくる。  そうしながら、引き裂いても構わないくらいの勢いで、パジャマを剥いでくる。 「いや! やめて!」 「うるせえ、黙ってヤらせろ!」  これではまるでレイプだ。  玲はもう怖くて悲しくて、必死で叫んだ。 「やめてぇ! ひどい、ひどい! こんなの、拓斗らしくない!」 「これが俺なんだよ! 非道いんだよ。意地悪なんだよ。優しくなんてないんだよ!」 「ああ! いやああぁ!」

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