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第四章・17
冷たい床に熱い頬を当て、玲は肩で息をしていた。
達した拓斗が、分身を体内から引き抜く気配を感じる。
ようやく終わったのだ。
「イヤだって言いながら、ずいぶん気持ち悦さそうだったじゃねえか。あ?」
耳が、かっと熱くなった。
拓斗の言うとおりだ。
地べたで無理やり犯されて、それでも感じて悦がっていた自分を恥じた。
「来いよ」
「え? えぇっ、ちょっと待って!」
引きずられるように寝室へ押し込まれ、ベッドにねじ伏せられた。
「やめて、拓斗。明日早いから。もう、休まないといけないから」
「知ったことか」
拓斗の太い指が咥内にねじ込まれ、喉奥をくすぐる。
どうしちゃったんだろう、拓斗。今日に限って、どうしてこんなに意地悪なんだろう。
苦しさと、拓斗の乱暴に悲しい気持ちとがないまぜになって、涙が、唾液があふれてきた。
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