123 / 256
第四章・25
組み敷かれながらも、玲が書庫の出入り口をちらちらと伺っている事に秋也は気付いた。
誰かが入ってきたら。
誰かに見られたら。
ただひたすら、それを恐れる玲。
そんな態度も、今の秋也には不快だった。
昨夜は玄関口で、はしたない声をあげていたじゃないか!
乳首を夢中でしゃぶりながら、秋也は玲の下服をもぎとった。
思った通りだ。
玲のペニスは、勃ちあがりかけていた。
「何だかんだ言いながら、感じてるじゃないか」
「いやッ」
秋也は、玲のものを強く掴んだ。
「たまには、こういうのも悦いと思っているんだろう!」
「ああッ!」
その時、玲はびくりと身をすくめた。
秋也の動きが止まった。
かちりとドアの動く音。
複数の足音。
誰かが中に入ってきたのだ。
ともだちにシェアしよう!