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第四章・25

 組み敷かれながらも、玲が書庫の出入り口をちらちらと伺っている事に秋也は気付いた。  誰かが入ってきたら。  誰かに見られたら。  ただひたすら、それを恐れる玲。  そんな態度も、今の秋也には不快だった。  昨夜は玄関口で、はしたない声をあげていたじゃないか!  乳首を夢中でしゃぶりながら、秋也は玲の下服をもぎとった。  思った通りだ。  玲のペニスは、勃ちあがりかけていた。 「何だかんだ言いながら、感じてるじゃないか」 「いやッ」  秋也は、玲のものを強く掴んだ。 「たまには、こういうのも悦いと思っているんだろう!」 「ああッ!」  その時、玲はびくりと身をすくめた。  秋也の動きが止まった。  かちりとドアの動く音。  複数の足音。  誰かが中に入ってきたのだ。

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