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第五章・23

「あ! あぁあ」  奥へ入れ、軽く抜き、さらにまた奥へ入れる。  指を抜き差しするたびに、玲は切なげな声を上げ秋也に激しく舌を絡ませた。  濡れた音が上から下から響き、三人の体はどんどん熱を持っていく。 「あと、お待ちかねのココな♪」  拓斗は、熟知している玲の敏感な内壁の部分を指先で押しこすった。 「はあッ! んぁ、あッ、あぁ!」  びくん、と跳ねた玲の体を、秋也がさわさわと撫でる。  奥深いところと、表面の性感帯を同時に攻められ、玲は再び射精した。 「あぁ……」  秋也を咥えて、ちろちろと舌を動かしながらぐったりとなった玲を後ろから抱きかかえ、拓斗は体を密着させてきた。  次に何がくるかを予感した玲。  腰を浮かせて自ら誘ってくる。 「きて……」 「じゃあ、遠慮なく♪」  腰を溜め、ゆっくりと、だが一気に奥まで刺し貫いていく。 「あ、あぁ、ああぁ!」  背を反らせ、体を緊張させた玲をほだすように、拓斗はていねいに突き始めた。

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