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第五章・25
「ぅあ、すげえ。たまんねえ、コレッ!」
「ん、ぅうッ!」
拓斗と秋也は呻きながら腰をやった。
一突きするたびに、玲の内が絡み付いてくる。
搾り取られるような快感に、目が眩む。
「あ、だめッ! また、また出ちゃうぅ!」
秋也の腹で擦られた玲から、体液が放たれた。
これでもう、何度目だろう。
ぐちゃぐちゃに濡れた玲の下肢に腰をやると、ぬちゅぬちゅといやらしい音が派手に鳴り響く。
果てても続けられる二人がかりの責めに、玲は我を忘れて浸りきった。
しんと冷たかった寝室の気温は、三人の熱でどんどん上がっていくようだった。
ずっとひとりでいた、冷たいこの部屋。
あぁ、久しぶり。久しぶりに、こんなに温かい。こんなに熱い。
そして、久しぶりの拓斗と秋也は、優しかった。
二人で、こんなに僕を可愛がってくれる。愛してくれている。
体だけでない、心の昂ぶりも合わさって、玲は絶え間なく歓喜の声をあげた。
「あぁ! んあぁ、あッ。はぁ、はあッ、あぁあ!」
玲の体は、内壁だけでなく腰も淫らにうねり拓斗と秋也を追い詰めていく。
「あぁ、俺もう限界ッ!」
「内に出すぞ。いいな?」
喉奥で低く雄叫びを上げながら、二人はほぼ同時に玲の内に勢いよく吐き出した。
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