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第六章・16

 ぺろり、とようやく秋也の舌が敏感な部分に乗せられた。  ゆっくり一舐めした後、唇で挟みきゅっと締め付ける。  きゅっきゅっと締め付けながら、時折ちろりと舌先で触れる。 「あぁん! あっ、あぁ、もっと! もっと舐めて! もっと吸って! 噛んでえぇ!」  玲の淫猥な悲鳴に、すげえ、と拓斗は驚いたような声を上げ、秋也と逆側の乳首を口に含んだ。 「あぁ、そんな。二人でなんて! やっあ、あぁあ!」  女並みに、乳首が弱い玲だ。  これだけで吐き出してしまう事もある。  片乳だけでもそうなのに、二人がかりで同時に両方嬲られるとたまらないだろう。  ひくぅッ、とのけぞる玲。  これは出るかな、と感じ取った拓斗は手を伸ばし、玲の分身の根元をぎゅっと押さえた。 「だぁれがイッていい、っつった? ダメだ」 「いやぁ! 拓斗、やめてぇえ!」 「イキたいんなら、ちゃんとお願いしろ」

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