186 / 256
第六章・19
薄く瞼を開いて、はぁはぁと呼吸する玲の口に、秋也が長い指をねじこんできた。
喉奥に伸ばされ、撫でてくる。
くすぐったさはすぐに悶える快感に変わり、玲の体に再び火がついた。
下の口にも上の口にも指が入れられ、玲を犯しにかかる。
指で口を犯される。
「んぁ、んッ。んっんっ、ふぅ、ん……」
上の口に入れられた秋也の指に舌を這わせ、ちゅぷちゅぷとしゃぶっていると、眼の前にペニスが突き出されてきた。
秋也のものが、誘ってくる。
指よりもっといいものをと、誘いかけてくる。
咥えたい。
愛しい秋也のものを、口いっぱいに含んで舐めまわしたい。
そんな玲を見透かしたように、秋也が声をかけてきた。
ともだちにシェアしよう!