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第六章・19

 薄く瞼を開いて、はぁはぁと呼吸する玲の口に、秋也が長い指をねじこんできた。  喉奥に伸ばされ、撫でてくる。  くすぐったさはすぐに悶える快感に変わり、玲の体に再び火がついた。  下の口にも上の口にも指が入れられ、玲を犯しにかかる。  指で口を犯される。 「んぁ、んッ。んっんっ、ふぅ、ん……」  上の口に入れられた秋也の指に舌を這わせ、ちゅぷちゅぷとしゃぶっていると、眼の前にペニスが突き出されてきた。  秋也のものが、誘ってくる。  指よりもっといいものをと、誘いかけてくる。  咥えたい。  愛しい秋也のものを、口いっぱいに含んで舐めまわしたい。  そんな玲を見透かしたように、秋也が声をかけてきた。

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