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第六章・20

「欲しいか、玲」  あとは、黙ってしまう。  欲しいなら、どうすればいい? と無言のまま迫ってくる。 「秋也の……口でさせてください」 「俺の、何を、だって?」 「……」  そんな恥ずかしい事、と玲はためらった。  しかし、秋也の指をしゃぶっていると、拓斗に後膣を任せていると、どんどんいやらしい気持ちが前に前に押し出されてくる。  恥を恥と感じる気持ちが、麻痺してくる。  それでも玲は、精一杯の品を保って秋也に向き合った。 「秋也の、性器を、舐めさせてください」

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