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第七章・9
「秋也ぁ……」
泣きそうな顔の玲。
部屋が冷やしてあるのは、これらのクリーム類が溶けてしまわないようにとの配慮だろう。
しかし、こんな寒い中玲を裸で転がしておくとは!
秋也は、きッと拓斗の方を見たが、何のことですかと言った風の彼は、玲に注文を付けている。
「お前、ちゃんと仰向けに転がってろって言っただろ。女体盛りだぜ、解かってんの?」
「僕は女体じゃないもん!」
「じゃあ、まな板の上の鯉」
「うわぁん!」
これは一体……。
眼を白黒させている秋也の両肩に、拓斗の手が乗せられた。
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