206 / 256

第七章・13

「あんっ!」  クリームを胸に塗ると、ぴくんと玲の体が跳ねる。  スクレーパーで撫でつけると、顔を逸らせて震えている。  これは、玲も気持ち悦くなってきているに違いない。  顔を背けることができないように、ほんのり赤く染まった頬にもクリームを絞った。  本格的に動けなくなってしまった玲は、二人にデコレートされながらうっすら唇を開いて甘い息を吐いている。  瞳は熱く潤み、拓斗の言った通り、ぽっかぽかになってしまっている。 「さて、完了~♪」  クリーム、砂糖漬け、そして果物で飾られた玲の盛り合わせが、秋也の前に長々と横たわる事となった。

ともだちにシェアしよう!