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第八章・6
「もうヤだ。やめる!」
「止める前に、負けた分は払ってもらうぞ」
「うぅ……」
お小遣いが減るのがイヤな玲は、別のものでの支払いを秋也に約束していた。
負けたら、何でも言う事をきく。
提示されたときには胡散臭く感じた玲だったが、そこに拓斗のフォローが入った。
「王様ゲームみたいなモンだ。難しく考えるな」
これは効果があったらしく、次の瞬間には承諾していた。
(ナイスだ、拓斗)
(しっかし、チョロいやつだぜ……)
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