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第八章・8
新妻の玲!
「待て待て待て。と、なると、秋也くんの持参したこの包みは!?」
ベッドのサイドテーブルに置かれていた紙包みを、拓斗は慌てて広げた。
「やっぱり!」
そこには純白のエプロン(フリル付き)があったのだ!
きゃっきゃとはしゃぐ拓斗に、玲が手を伸ばした。
「もう。また秋也のコスプレ癖が? 貸して。これを着ればいいんでしょ?」
「ただ着るだけじゃねえぜ、玲。そうだな? 秋也!」
うむ、とうなずく秋也は、珍しく厳しい眼つきだ。
「素肌の上に、このエプロンだけ身に付けてもらう」
「え……? それって、もしかして……」
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