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第八章・15
洗濯の次は、掃除だ。
床にまで散乱する玲の出したゴミを、まずは回収しなくてはならない。
「ほら、袋。ビンだのカンだの燃えるゴミだのは、後で秋也が分別してくれっから、こいつに放り込め」
「うん、ありがと」
俺は床掃除をする、と掃除機を持った拓斗と秋也は玲の背後にばかりまわる。
玲が腰を曲げて床の上のゴミを拾うたびに、太腿のかなりキワドイところまでエプロンが上がるのだ。
「はぁ~、たまんねえ。こう、チラチラとよぉ」
「お前にチラリズムの美学が解かるとは」
モロに見えるより、そそる、とは二人の一致した意見だった。
掃除しながら美尻が拝めるのだ。悪いことなど何もなかった。
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