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第八章・21
流しの方向いて、手ぇついてろ、とは拓斗の言葉だ。
後ろから何をされるか解からない状況は、玲を不安にさせた。
「待って。二人とも何考えてるの?」
振り向いて恐る恐る見てみると、眼を爛々と輝かせた拓斗と秋也がそこにいる。
体をぴったりと寄り添わせ、武骨な手のひらが滑らかな双丘を撫でまわし始めた。
「あッ! ヤだ、やっぱり!」
擦り付けられる男たちの下半身は、布越しでも解かる程に硬く張り詰めていた。
「ほ~らほら。グリグリ!」
「欲しいか、玲」
「ヤだヤだ。馬鹿ぁ」
そんな事を言う口には、コレだ。と拓斗は玲の顎をとり、口を開かせ何かを突っ込んできた。
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