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第八章・25
いったん落ち着いた拓斗が身支度を整える間は、秋也が玲を散々いじめた。
なにせ手コキのみで一発抜かれるという、実に不名誉な結果に終わったのだ。
しかも、拓斗より早くにだ。
「んッ、んッ、ぅぐッ、んッんん!」
「出るまで突くぞ」
口に咥えさせ、激しく腰を使う秋也に、拓斗は余裕の表情を見せている。
「この後もあるだろぅ。無茶すんなよ」
「うるさい!」
(秋也ったら、変な所で負けず嫌いなんだから!)
仕返ししてあげる、と玲は秋也が果てるその瞬間に、口を離した。
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