250 / 256

第八章・30

「おい秋也、ちょっと座れ」 「何だ。まだ途中だ」 「俺も準備完了で辛いんだよ。二本差しといこうぜ」  前から後ろから。  久々のセックスで、一気にそこまでされてはかなわない。 「いやぁ。二人同時になんて、壊れちゃう」 「トロ顔のアヘ声で言っても、説得力ないっての」  秋也と繋がったままの玲を無理矢理に床に座らせ、拓斗は彼と向い合せにスタンバイした。 「大丈夫。オリーブオイルでギトギトにしてやっから」 「うう。やッ! 秋也、こんな時にまで動かないで!」  それでも構わず、ぎちぎちとハメてゆく拓斗だ。  滴り落ちるオリーブオイルが何とも卑猥なことこの上ない。

ともだちにシェアしよう!