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第22話
「悪ぃ。中出ししちまった」
「ん、あぁあ! はぁあぁ、あぁ!」
びくんびくんと震え、寿は脱力した。
光一の背に回していた手も、だらりと地に落ちた。
「はぁ、はぁ、あぁ……」
「お~お。まだ出てやがる」
長い種付けを終え、光一はようやく寿から抜いた。
とろりと精が、地面に流れ出る。
「な、エッチって最高だろ?」
「う……ん……」
寿の眼の前には、木漏れ日が光っている。
それがチカチカと瞬き、ぐるりと渦を巻くような心地だ。
セックス、しちゃった。
友利くんと、初めてのセックス、しちゃった。
あ、れ……? 何でこんなことになっちゃったんだっけ……?
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