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第6話 *

 下着が濡れていると気付いていても、三木は間島から与えられる快感を受け止めるしかなかった。 「ぁ、あっ、ん……っ! まぁ、く……や、っ」  ピチャピチャと淫猥な音が響くと、三木は耳を塞ぎたくなる。自分の嬌声じみた声すらも、聞きたくなかった。  指で突起を強く挟まれると、腰が抜けてしまいそうなほどの快感が三木の背を抜けていく。  舌で大袈裟に舐められると頭の中がフワフワし、強く吸われると全身が悦ぶ。 「も、だめ……っ。ママ、変な気持ちに……っ、あ、ん……っ!」 「んっ」 「そんな、吸っちゃ──あっ、ぁあ、っ!」  胸に与えられる刺激だけでも三木の体は熱くなるというのに、間島はそれだけじゃ飽き足りないらしい。  硬くなった自身の逸物を布越しに三木へ擦り付け、間島はさらに三木を煽る。  間島に甘い三木がそれを止めさせられるはずもなく、三木はただひたすらに声を上げ続けた。 「や、あっ、ん……っ! まぁ、君……まー君、ぃや、あっ」  身をよじり、三木は間島から逃れようと足掻く。  そんな三木に気付いた間島は『三木の限界が近いのだ』と、本能的に予見した。  ──だからこそ、間島は三木の下半身へ手を伸ばす。 「っ! ま、まー君っ!」  三木が慌てたような声を出すも、間島は動きを止めない。  両胸を手と口で堪能したまま、間島は三木のズボンへ手を伸ばす。  そのまま片手で器用にズボンを脱がし始め、三木の熱を下着から出そうと指を動した。 「は、ぁ、ん……っ! だめっ、だめだよ、まー君……っ!」  抵抗しようにも、間島は三木の胸を愛撫したままだ。快楽に痺れた体はうまく動かせず、三木は大した抵抗を見せられない。  濡れた下着から逸物を露出させられるまで、そんなに時間はかからなかった。 「まー君の、えっち……っ。ママ、やだって──」 「ママ可愛い」 「えっ、か、かわ……っ?」  一瞬だけ顔を上げた間島の呟きに、三木は狼狽える。  ──その隙を、間島は見逃さなかった。 「──や、あっ!」  胸を弄っていない方の手で、間島は三木の男根を握ったのだ。  そのまま躊躇い無く上下に扱かれ始め、三木はフローリングの上で体をビクビクと震わせる。 「だっ、だめっ、まぁく……っ! そんな、おっぱいも触られたら……っ! あ、や、ぁあ、っ!」  乳首にしゃぶりついたままの間島は、両手で右胸と逸物を愛撫しつつ、愛する三木の反応を眺めた。  三木は綺麗な顔を快楽に歪ませ、体を強張らせる。 「だめ、だめっ、は、ぁあっ! ママ、も、イッちゃ……っ!」 「んっ、ママ……ミルク、出して」 「そ、そんな言い方──や、やだっ、まー君っ! だめ、出ちゃ、あっ、ぁあっ!」  舌も手も止めず、ただ三木に射精をさせたい一心で、間島は三木を愛撫し続けた。  そして敏感な三木は当然、間島の攻めに対抗できるはずがない。 「は、ぁあ……っ、ん……っ」  間島の手によって呆気無く熱を吐き出した三木は、フローリングの上でぐったりと脱力し、甘い吐息を吐いた。

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